恋人と言えば冬、



冬と言えばクリスマス。



………クリスマス?

あ…もうそんな季節なんだ…


■ひとりぼっちの
     クリスマス■




今年はつくしてあげられる恋人もいるし

プレゼントもたくさんあげようと思った。


愛しいから

つくしてあげたい

喜ばせたいんだ、

あの子を…





「子津君、もうすぐクリスマスだね。」

「そうっすね!楽しみっすよ♪」

「今年は僕らの初めてのクリスマスだから…楽しみにしといてね?」






ニコリと笑いかけると嬉しそうな顔をして話にくらいついてきた。









「えっじゃあ期待してていいんすか??」

「もちろんだよ、待っててね?」







約束したのに


僕は…

何てヤツなんだ…



12月の  24日。

学校の終業式にキャプテンはこなかった。

その時から嫌な予感はしていたけど…






「ただいま…」

「忠之助、荷物届いてたわよ。」

「わかった…」





パタンと





部屋のドアを閉めるとベッドの上に荷物が置いてあった。

差出人はキャプテン。





「あ、キャプテンからっす…」




この大きさからして、プレゼントでも入ってるっすかねぇ?

荷物に開けさせるのをやめさせるようにメールがはいった





【ごめんね、今日から家族と出かけちゃって3日なくなるんだ…プレゼント届いてるよね?ほんとゴメン】







ぱちんと携帯を閉じて悲しくはは・・・笑った。

…笑えないっすよ、キャプテン…

しばらくそのままでいてもぅいちど携帯を開いて返事を打った




【大丈夫っすよ!丁度猿野君たちからも誘われてたっすから…そっち行ってきますね?】

パチン





□■□




12月、 25日

昨日は猿野君のうちにいって一年の皆で遅くまで騒いだ。たくさん遊んでおひらきになったのは夜8時頃

僕以外は―…

午前10時、道をとぼとぼと歩いているキャプテンがいた。

僕を見つけたキャップは駆け寄ってきていった。





「……!!子津君!ゴメン昨日は…」





駆け寄った僕の隣には猿野君がいて…





「あ…おはよう、猿野君…」

「…はよっす」

「……。」







この空気の中で僕は無言で。三人とも喋ろうとしなかった。

彼の顔を見た途端無性に悲しくなってきた。

そんななか僕が口を開く。







「…キャプテン…僕昨日猿野君の家に泊まったっすよ。」

「…え…!?」









この言葉の中にはどんな意味があるのだろうか。

驚いてるキャプテンを尻目に相変わらず下を向いている僕。








「…猿野君、それって…」

「ホントっすよ。昨日は一年で騒いだ後子津だけ残したんです。」









キャプテンは本当なの?と問い掛けるように僕を見た。


もうやだ

ここにいたくない。






「ねっ…」

「っオィ子津っ!!」







逃げるように走り去った。

もうやだ

顔見たくない


家に帰ってきた時の切なさが涙腺にこみ上がってきた。






「…追わないんすか。」

「まずそれより君の話を聞きたい。」







僕も負けじと猿野君の事をじりっと睨んだ。






「先輩」


「なんだい」









































「殴っていいすか」




「どういう意味だい。」





ピリピリとしすぎる空気が冬の冷たい風と共に流れてくる。









「普通追うでしょう!」

「何が言いたいんださっきから。」

「…昨日子津泊めたのはあいつが話したいことがあるって言ったからなんすよ。自分から泊まっても良いかって」

「それで?」

「アンタの事喋ってたぞ。」









その言葉に反応してしまった。確かに僕は酷いこと






「…なんて…?」

「寂しいって。それと悔しいと。」




***…









『あ?悔しい?寂しいのは分かるけど、なんで?』

『…強がって自分の意思を伝えられない自分が嫌なんす。寂しいのに、一緒にいたいのに…でもキャプテンが好きだから…
無理いって困らせたくないんっす…でもっ約束やぶられたのは…っ』

『ふぅーん、大変なんだな、お前らも』

『……猿野君…僕どうすればいいっすか…?』

『…ムリすることないんじゃねぇの?』

『・・・。猿野君・・・』









…***




「はぁ…はぁ、…」




逃げて来ちゃった…





息が切れるまで走り続けて、やっと止まったのは人の少ない公園。

朝っぱらだから人が少ないのが当たり前だが異常なほど静かで。

途中通ってきた道々にあったツリー達を思い出して腹が立つ。







「…クリスマスなんて楽しくないっす…」





誰に言ったわけでもなくぽつりと呟くと、鼻がツンとして涙がたまった。





「子津君!!」

「……!?キャプテっむっ」





聞き覚えのある声に振り向くとキャプテンがすぐ後ろにいた。

その次の瞬間目の前にキャップのコートが顔面にぶつかり、体を腕でしっかり包みこまれた。









「こんなに冷たくなって…子津君…っ」

「……っ」







片手を僕に合わせて暖かそうな手袋で頬を包む。

そこまで

そこまでできるのに







「なんでイヴ一緒にいてくんなかったんすかあ〜〜…」







喋った途端に涙がボロボロこぼれ落ちた。

キャプテンはそれを見ないように更に僕を抱き締める。








「ごめん、子津君、ごめん…」








何度も僕にごめん、ごめんて謝って

ギュッと抱き締めて

それで僕も

抱き締め返して

ああ こんな事があってもやっぱりキャプテンが好きなんだ…

そう確信する僕がいて









「ごめんね子津君。もぅ独りにさせないから…ほんとに…ゴメン…」









微かにキャプテンの鼻をすする音が耳についた。

…泣いてる??








「もういいっすよ…キャプテン…?」

「うん…ごめん…ごめんね…」

「いいっすよ…キャプテンが帰ってきてくれたっすし…」






僕の気持ちも少し落ち着いてきて、今度は泣きながら謝り出したキャプテンを慰め始めた。







「…でもなんでキャプテンがここいるんすか?旅行行ってるんじゃあ…」

「帰ってきたんだ。僕だけ…。元からあの旅行だって行きたくなかった。毎年行ってたけど…今年は君がいたから。」








ちゃんと思っててくれた、

僕のこと







「///それが分かって良かったっす…」







僕はキャプテンの胸に顔を埋めて猫のようにごろごろと甘えた。








「今日は、一日中一緒にいるからね…?」

「はいっす…」








キャプテンは頭の中で『猿野君には迷惑かけちゃったな…』と思いながら二人でキャプテンの家まで歩きだした。








「さ、行こうか子津君。たっぷり埋め合わせするかね?」

「……なんかやな予感がするっすけど…υ」

「気のせいだよ。ただ一晩かかっちゃうけどね?。」

「・・・キャプテンのバカ//////」









黒っぽい笑みを浮かべながら公園を後にした。







***…








「そんなに好きだったら伝えろよ。子津が伝えねぇと主将だって一番正しいと思う行動はとれねぇだろが」

「猿野君…ありがとうっす。僕…伝えるっす」

「頑張れよ〜子津っちゅ。てめぇはこの猿野様に自ら身を引かせやがったんだからな」

「…猿野く…ありがとうっす…。」






…***





僕も猿野君にあとでお礼言わなきゃ、とふと思った。









「キャプテン、お正月は絶対いっしょにいて下さいっすよ?」

「うん。」










本番はこれから



本トの




Merry Christmas







fin








***************

あとがき
こらぁ水城!!今いったい何月だと思ってるの!!(パチーン)
すいませ・・・この小説書いたのちゃんと12月だったんですけど
その時サイトの更新ができない状態でして・・・
更に忘れほうけて今回やっとこさUPいたしました。
続編のほうUPしたってマガ登録なさってない方は
何がなんだかさっぱりですよね(苦笑)
次から気をつけますハイ。(汗






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